高校生夫婦はじめました。
耳元に感じる呼吸が荒くなっていく。彼は体を大きく動かし続けながら“ちゅっ”と私の耳にキスをして、苦しそうに言った。
「やばいな、コレ……」
「やっ! そこで、しゃべらないで……!」
「こんなのもう、抱いてるのと同じだろっ……」
まったく同じことを考えていた。
だけど、耳元で正臣の声で囁かれるとゾクゾクする。
正臣は目を閉じたまま私のこめかみのあたりにグリグリ鼻を押し付けてきて、“すぅっ”と深呼吸をした。それから、聞いたことのないような熱っぽい声で。
「もう無理…………はぁっ……爆発しそうっ……」
……何が爆発するの……!?
混乱するし、興奮するし、興奮してしまうことにも戸惑うし。
“あわわわわ……!”と唇をわななかせて泣きそうになっている私に、彼は追い打ちをかけた。
「知佳」
「っ……」
「…………しよ?」
誘う声のいやらしさに、私はついに耐え切れず――――右手を大きく振りかぶって、振り切った。
ばちーん!! と、派手な音が寝室に響き渡る。