そして、失恋をする
電話でもLINEでも千夏にはデートをするとは言ってないが、僕は心の中で学校を休むことを決めていた。そして、彼女と外で会ってデートすることを決めた。

ーーーーーー彼女とデートするからって、千夏が後二日で死ぬ方にかけたわけではない。ただ、僕が好きだった千春そっくりな彼女、千夏のことが好きになっていたから。

彼女は僕と外でデートをできると信じているのだろう、スマートフォンの液晶画面を見ると千夏から送られてきたLINEのスタンプには動物のスタンプがうれしそうな表情をしていた。

「千夏」

LINEを見ながら、僕は彼女の名前を口にした。

彼女はもう病院を抜け出したのだろうか、それともこれから抜け出そうとしているのか、どっちかわからないが、千夏は外で会って僕とデートをしたいという気持ちが伝わる。

窓から聞こえる、ツクツクボウシの鳴き声がうるさく聞こえ、暑い夏が終わりに近づいているのがわかる。

うれしいことに天気予報では今日も一日晴れで、外でデートするのは最高の天気だとさっきのニュースで言っていた。

僕は朝食を食べた後、私服に着替えて外に出た。
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