そして、失恋をする
僕はスマホの画面を軽く指でタッチして、届いたメッセージを開いた。

「修也と、希から?」

僕は、メッセージの送り主の名前を口にした。

『今日は、学校に来るのか?夏休みが終わったこの時期は進路のこともあるし、あんまりサボるなよ』

あいかわらずスタンプは使われておらず、文字だけの修也からのメッセージに目を通した。

『今日は、学校に行くよ』

手慣れた手つきで画面を指で文字を打ち込み、修也にメッセージを送信する。意味はないが、見映えのためと思って犬のスタンプを付けといた。

『陸。もしかして体調が悪いの?だいじょうぶ?メッセージも既読にすらならないし、返信もないから』

続いて僕は、希から送られてきたメッセージを確認した。

僕が希からのメッセージを見忘れていたせいか、心配そうな顔をしたスタンプが文章の最後に付けられていた。

ーーーーーー希には、悪いことしたなぁ。

そう思いながら、僕はスマホの画面を親指でタッチして文字を打つ。

『ごめん、見忘れてた。体調悪くないし、今日は学校に行く』

ペコペコと頭を下げている顔スタンプを付けて、僕は希にメッセージを返信した。
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