そして、失恋をする
*
「進路か………」
家に帰ってすぐ、僕は自分の部屋のベッドで横になっていた。
今までずっと千春のことばかり考えており、自分のことなんて考えていなかった。
ーーーーーープルプル!
そのとき、僕の白色のスマートフォンからけたたましい着信音が聞こえた。
「千春から、電話?」
液晶画面に表示されていた名前は、秋野千夏だった。
『もしもし、陸君』
「うん、そうだよ」
『学校、終わった?』
「うん、終わったけど。どうして?」
『なら、今から会おうよ。私、病院にいるから』
「え、病院………」
『うん。総合病院で入院してるんだ。私、待ってるから』
「え、おい………」
僕の返事も聞かず、千夏との通話がそこで切れた。
「進路か………」
家に帰ってすぐ、僕は自分の部屋のベッドで横になっていた。
今までずっと千春のことばかり考えており、自分のことなんて考えていなかった。
ーーーーーープルプル!
そのとき、僕の白色のスマートフォンからけたたましい着信音が聞こえた。
「千春から、電話?」
液晶画面に表示されていた名前は、秋野千夏だった。
『もしもし、陸君』
「うん、そうだよ」
『学校、終わった?』
「うん、終わったけど。どうして?」
『なら、今から会おうよ。私、病院にいるから』
「え、病院………」
『うん。総合病院で入院してるんだ。私、待ってるから』
「え、おい………」
僕の返事も聞かず、千夏との通話がそこで切れた。