雨の後は、きっと虹がかかる


私の言葉に、彼はどう反応したらいいのかよく分からない顔をしていた。


それから、最後に少しだけ目が泳いでいた。


その様子を見て、そりゃそうだと思った。


「……ごめん、変だよね。

痛い方が好きとか。」


「……嘘、つくなよ。」


次は私が面食らった。


「嘘じゃないよ。」


「痛くないって言うやつは、本当はすごく痛い思いをしているんだよ。」


ずきりと心が痛んだ。


ずばりと言い当てられた時の、驚きと似ている。


「……私、大丈夫だよ。

そんなに簡単に折れるほどヤワじゃない。」


言い切ると、彼が呆れたようにため息をついた。


「ずっと、春からいじめられていて、心配なんだよ。

星野が、どんどん壊れていくんじゃないかって。」


……私が、心配?


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