雨の後は、きっと虹がかかる


「……そんな風に見えていたの?」


「どんどん、表情が無くなっていって、それがすごく見ている方が辛いんだよ。」


……これは、助けてくれようとしているの?


「……力に、なりたい。」


でも、私は。


「それ、冷やかしでしょう。

私がいじめられていているのが見ていて辛い?

だったら見なければいいじゃん。

それに、助けなんて要らない。

雪村くんの自己満足だし、余計なお世話だよ。

助けて自分だけ罪から逃れたいだけでしょう。違う?」


これでいい。


こうやって、傷つけられることでしか、私はお父さんとお母さんに許してもらえないと思うから。


だから、これで正しい。


「消毒してくれて、ありがとう。」


それだけ言って保健室を出ようとした。


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