雨の後は、きっと虹がかかる


「こちらからの連絡は以上。

他にある人は?

……いないなら、以上。

礼。」


「っしゃー!夏休みだー!」


「おい、あんまりふざけるなよー」


「分かってますよー、先生!

お土産買ってくるから!」


先生は男子生徒の会話を適当に流しながら職員室に戻っていった。


部活のない生徒はこれで帰れるから、私も早く帰るに限る。


ずっと残っていると、また目をつけられるから。


さっさと下駄箱まで歩いていく。


すると、朝には何もされていなかったローファーに水が掛けられていた。


……帰れないじゃん。


どうしようかと悩んで、上履きで帰ろうと思った。


運動靴みたいな見た目だから大丈夫だよね。


外に体を向けた時、声を掛けられた。


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