雨の後は、きっと虹がかかる
「……えー、という訳で、今年の夏は一度しかないので有意義に過ごすように。
特に3年生は頑張ったと思えるように1日1日を大切に過ごしてください。
9月に成長した姿を見せてください。
以上。」
……有意義に過ごすようにって言われても。
別にどこかに出かける訳でもないし。
そもそもそんな友達なんていない。
いつの間にか礼をしていたので、慌てて私も礼をする。
……明日の夏祭りくらいなら行こうかな。
学校の人は、たぶん知らない祭りだと思う。
灯篭も流しているみたいだから、お父さんとお母さんの供養をしたい。
いつまでも毎日毎日馬鹿みたいに救われることを願っている馬鹿娘にはこれくらいしか出来ないから。