* Reality * ~鏡の顔~
本音では、即殴りたいけれど…それだと一発退場でしょ?まだミッションがコンプリートしていないのだから 我慢よ私。


「専務…今は仕事中です。プライベートでの時間に楽しみを残しません?」


これで退かない男なら この会社に未来はない。


「ああ、そうだな。俺どうかしてるな…胡桃があんまりにも可愛い過ぎるのが悪い///」


はぁ?何言っちゃってるの?やっぱり…この人ろくな恋人居なかったんだなと過去の女性関係の付き合いが何となくわかるとか、薄い恋愛を繰り返ししてたんだな、と同情してしまう…これって彼の作戦?



ーーー人は簡単には信用してはいけない。



裏の世界で渡り歩いてばかりの私には、読めない人なのか?


単に裏表がない人って本当に実在するの?って疑いばかり掛けてしまう私に、専務から いつの間にギュット抱きしめられて、ただのリアルの時間をもて余すばかりの私に 自分が一番驚いていた。






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