甘々彼氏
甘彼1出会い

転校生

男の子と別れ、教室に入った。

いつもどおり、机にカバンを置き、教室の電気をつける。
別に、教室に一番に入るわけではない。
いつも電気がついてないからつける。それだけ。
自分が暗いのが好きじゃないって言うのもあるんだけど


椅子に座って過ごしていたら
碓井さんがやって来た

碓井さんとは担任のことだ
「碓井さん」というのが自分の中では
しっくり来るのでたまに呼んでいる
本人に向かって呼ばないけど・・・

「今日は10時くらいに終わる。
体育館行くぞ」

私はお母さんに帰る時間を伝える為に
メールを送る。

椅子がいつの間にか変わっていて腰が痛いため、
私が徐に(おもむろ)立つと、

「柚梨、最後に出るから待ってろ。」

「あ、はい」


体育館は道路を挟んだ向こう側にある為
かなり距離がある、その為、車椅子で移動する。



< 2 / 8 >

この作品をシェア

pagetop