ありがとう。
妄想かもしれない
そんなある日
いつ死ねるのか

それしか考えなくなった私

そんなことを考えながら目を開けた私は驚愕した

妄想かもしれない

幻かもしれない

幽霊かもしれない

でも、私にはこれだけが事実だった

君がそこにいた、


バカだなお前、
あんなことで俺なんかおうのか

そんなことをいう君

涙が出る私

ごめんなさい…ごめん…なさい

私はあまり泣きながらいう

それをきくと君は

いつもの喧嘩口調で

しっかりしろよ!

と怒鳴り付ける

俺はお前に死んでほしいからあんなことをした訳じゃない
生きてほしいからしたんだ

なのにお前はそれを無駄にするのか?


それは…

もっともだった
幻聴にしては
いや私が心で思っていることをこの幻が代わりにいってくれているのかな

だって私のせいで…

生きろ!

そこまでいうと君はそういった

生きなきゃ許さねぇ

でも、、、

なやんでると君がだんだん薄れていく

待って!

疲労も忘れ

私は起き上がる


あのプレゼント開けずに捨ててくれよな

そういいきみは薄れていく

待って!まだあなたに!

そう私がいうと消えた幻

その声を聞いて看護士が入ってくる

だか看護士の台詞は頭にはいらない

…ありがとうくらい言わしてよ私はそう呟いた

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