白衣の王子様の恋愛感 【番外編12月7日up】
病院からすぐ近くの、私が見つけた所よりもう少し大き目のカフェテリアに車は止まった。
席について、ゆう君に注文を任せる。
話す事がいっぱいあるけど、頭の中をグルグルと回るだけで、何から話せばいいのか迷う。
ゆう君の顔を見てニコニコ、ううん、ニヤニヤするだけ。
「食べたら、送るよ。」
「うれしい!・・・けど、すごく眠そうだよ。夜勤明けでしょ?私なら大丈夫だよ。」
「ん~眠いのは眠いけど・・・ノリの住んでる所も見てみたいし。」
「普通の大学の寮だよ~。そんなこと言ったら、私だって、ゆう君の住んでる所も見てみたい!寮とか宿舎?」
「イヤ。戸建て。・・・家族連れで研修に来るやつが多くて、病院で家具つきの戸建てを用意してくれている。古いけど、日本人にとっては広いよ。」
「戸建てか・・・見てみたい!」
「・・・来る?・・・じゃあ、一眠りしてから、送るよ。その方がオレもありがたい。」
思わぬ、お宅訪問のスペシャルイベントに更に心が急上昇する。
アメリカ最高!