さようなら、ディスタンス。






幼い頃は、魔法少女よりも5色の戦隊ものに夢中だった。


小学生の頃は、キラキラした♡や☆のシールよりも、キラキラしたレアカードを入手する方がテンションが上がった。



1つ上の兄と仲が良かったせいか、男子とつるむことに苦手意識はない。


気が合えば男女かまわず友達になれる。


モテ系男子とも普通にしゃべるため、派手女子ににらまられたこともあるくらい。



でも。あくまでも友達は友達。彼氏は彼氏。


その距離にはしっかりと境界線を引いている。



そもそも男友達からは、恋愛対象として見られないし、


彼氏になるのは、普段つるんでいる友達の枠外にいる人だ。



今の彼氏、光くんもそう。


もともとは兄の友達。よく家に遊びに来ていたことが仲良くなるきっかけ。



ギターを弾いて歌ってる光くんはかっこいいと思う。


だけど、わたしが惚れたのは天然でちょっと抜けている普段の彼だ。


< 11 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop