極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
「相手の人は、都内の大学病院に勤務している三十代の小児科医で結構イケメンなの。医療関係者なら話合いそうだし、うちの製品だって買ってもらえるかもしれないでしょう?」
「……先輩、それ見合いじゃなくて営業ですよ」
彼女の指摘に思わず”確かに”と言いそうになった。
黙り込む私の顔を美希ちゃんはじっと覗き込む。
「なんで前園さんから逃げようとするんですか?」
そう……私はあいつから逃げている。
前園が私の弱味をたくさん握ってるから。
今まで私達は同期ということで対等な関係だった。
でも……今はもう対等じゃない。
自分をさらけ出すのが嫌で逆に質問する。
「なんでそんなに前園とくっつけたがるの?」
「私は柚月先輩と前園さんの大ファンなんです」
美希ちゃんは柔らかな笑みを浮かべて答えるが、その回答に拍子抜けした。
「それだけの理由?」
「……先輩、それ見合いじゃなくて営業ですよ」
彼女の指摘に思わず”確かに”と言いそうになった。
黙り込む私の顔を美希ちゃんはじっと覗き込む。
「なんで前園さんから逃げようとするんですか?」
そう……私はあいつから逃げている。
前園が私の弱味をたくさん握ってるから。
今まで私達は同期ということで対等な関係だった。
でも……今はもう対等じゃない。
自分をさらけ出すのが嫌で逆に質問する。
「なんでそんなに前園とくっつけたがるの?」
「私は柚月先輩と前園さんの大ファンなんです」
美希ちゃんは柔らかな笑みを浮かべて答えるが、その回答に拍子抜けした。
「それだけの理由?」