極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
今日は社長は朝から横浜に行っていて午後三時に戻る予定だ。

私がお昼外に出ても問題はない。

【いいよ。朱莉の好きなもの食べに行こう】

そう返事をして、秘書室のみんなに声をかけた。

「今日のお昼、私ちょっと抜ける」

それからお昼になり、朱莉がラインで教えてくれたイタリアンのお店に行く。

店に入ると、窓際の席にいた朱莉が私に向かって手を振った。

彼女に会うのは結婚式以来。

「あーかーりー、急に連絡くれるからびっくりしたよ」

笑顔で両手を伸ばして朱莉の手を掴むと、彼女もはしゃいだ。

「急で無理かなあとも思ったんだけど、会えて嬉しいよ、柚月〜!」

久々の再会を喜んだ後、席に座ってこの店で人気のランチメニューを頼んだ。

「仕事の方はどう?」

朱莉がニコニコ顔で聞いてくる。

「うーん、忙しいのは相変わらずかな」

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