極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
少しムッとしながら言えば、ちょうどいいタイミングでパスタとサラダが運ばれてきた。

「もう、この話はお終い。ランチを楽しもうよ」

強引に話題を変えると、朱莉も私が機嫌が悪くなったのを察してもう触れなくなった。

「このモッツァレラチーズ美味しいね」

朱莉が笑顔で話しかけてくる。

「そうだね」

私も疲れていたのか、大人気なく怒っちゃったな。

反省しながら相槌を打つと、彼女は「実は今日ランチに呼んだのはね」と言葉を切り、私の方に身を寄せた。

「私が妊娠したからなの」

彼女の告白に一瞬言葉が出なかった。

朱莉もついにママになるんだ。

感無量で目頭が熱くなる。

「おめでとう!」

ニコリと微笑めば、彼女は「 ありがとう」とハニカミながら笑う。

「あとで私を見送りに真司さんが来るよ。私がひとりで新宿に来たってメールしたら心配しちゃって。病気じゃないのにね」
< 107 / 285 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop