誘惑前夜~極あま弁護士の溺愛ルームシェア~
気が付けば、お互い下着姿になっていた。
それもすぐに取られてしまうのかと思ったが、そうではなく、しばらく閑は下着姿の小春の肌を、優しく手のひらで撫でるだけだった。
少し緊張していた小春だが、撫でられているうちに、うっとりと彼の手に身を任せてしまっていた。
(なんだか、猫にでもなった気分……)
小さい頃ならいざ知らず、大人になってこんな風に撫でられたことなど記憶にない。せいぜい、虎太郎に頭をポンポンされていたくらいだ。
そうやって撫でられていると、自分はスキンシップがこんなに気持ちがいいものだと知らなかったことに気づいて、少し残念な気持ちになったが、その初めての喜びが、閑なら悪くないと思い直した。
「――柔らかくて気持ちいいね。サラサラで、でもしっとりしてる」
閑は小春の膝から下を撫でながら、耳元でささやくと、そのまま指先を足の付け根に移動させる。
その指先は、小春の柔らかくて弱い場所を、的確に知っているかのようだ。
恥ずかしいと思いながらも、小春は閑から与えられる愛撫に身をゆだねるしかない。
「俺、前の時は、優しく出来てた?」
尋ねるその声はとても優しかった。