誘惑前夜~極あま弁護士の溺愛ルームシェア~
「逃げないで」
そして軽く小半身を伸ばし、小春の耳元に顔を寄せ、そのまま柔らかい耳たぶに、歯を立てた。
まぶたの裏で、チカチカと星が飛ぶ。
悲鳴を上げたような気がしたが、よくわからなかった。
(くらくらする……)
はぁはぁと肩で息をしていると、
「――すごくかわいかった」
閑が嬉しそうに微笑んで、今度はゆっくりと小春の上にのしかかってきた。
そして小春のおでこや、頬、唇、鼻の頭など、ついばむようにキスをしながら、下着をとっていく。
(も、もしかして……いよいよ……)
小春は緊張しながら、されるがまま、身をゆだねていたのだが――。
足を広げられて、この状況の無防備さにドキッとした。
「あっ、明かり……」