誘惑前夜~極あま弁護士の溺愛ルームシェア~

 普段それほど、イベントごとに参加しない小春だが、いつもの道がイルミネーションで明るく照らされているのを見ると、やはり楽しいし、ワクワクしてもいた。

「クリスマスは、昼間はいつも通り店を手伝って、ケーキを買って、それからちょっといい夕食を作ろうかと思ってるけど……ほかにはなにも」

 同居初日に閑にふるまったミニコースのように、少し特別な料理を作って、テーブルをふたりで囲めたらいいなとしか、考えていなかった。

『ええっ……恋人同士のクリスマスなのに!?』
「あっ、プレゼントは用意してるよ!」

 閑は毎日スーツなので、よく使っているブランドのネクタイを買っている。貰って困らないだろうと、小春なりに熟考したものだ。

『そうじゃなくて~。もっと、ロマンチックな計画よ』

 希美が信じられないと言わんばかりに、大きな声を出した。

 どうやら自分の予定は、希美からしたらありえないらしい。


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