誘惑前夜~極あま弁護士の溺愛ルームシェア~
目が合うと、にっこり微笑まれて、即座に許してしまいそうになったが、それではいけない。
「閑さん……どうして私の事、びっくりさせるんですか?」
精いっぱい、怒ってますよと伝わるように、目に力を込めたのだが。
「うーん。かわいい……怒った顔も、すっごく、かわいい」
ところが閑は、まるでぬいぐるみでも抱えるようにして小春を抱き締め、それから首筋に唇を寄せ、押し付けてきた。
「キスしたくなる。大好きだよ」
そしてチュッと、甘いキスの音がした。
「あの……答えになっていないんですけど……?」
突然の好き好き攻撃に、小春は照れながら身をよじって尋ねる。
「答えなぁ……。それは……まぁ、驚く小春がかわいいから?」
「えっ?」
「黒目が丸く大きくなって、昔実家でかってたうさぎとか、犬とか、猫とか、思いだすんだよ、かわいいなぁって」