誘惑前夜~極あま弁護士の溺愛ルームシェア~

(ち、ちか! 近いです!)

 小春は目を白黒させながら、はわはわと慌ててしまった。当然、羞恥で顔がどんどん赤くなるし、熱くなってしまった。

「もしかして、熱があるんじゃ?」

 すると閑は、怪訝そうに眉根を寄せ小春に顔を近づけると、こつん、とおでこを合わせてきた。

 ふわっと閑の髪が額に触れて、端正な顔が至近距離に迫る。

「ん……やっぱり、熱いよ」

(ひ、ひ、ひえーーーー!)

 それまで直立不動だった小春は、慌てて、閑の胸を両手でぐいっと押し返していた。

「ちちち、ちちっ、近いですっ……ったら!」
「え、だってよく見たいし……」

 閑は少しきょとんとした表情になる。

「目、悪いんですか?」

 閑がコンタクトをしているところは見たことがないのだが、真面目に問いかける。


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