明治蜜恋ロマン~御曹司は初心な新妻を溺愛する~
「心配はいらない。孝義くんは帝国大学卒業まで、俺が面倒を見よう。信明が、孝義くんさえその気なら、その後は津田紡績で働いてもらったらどうかと言っていたけど、俺も賛成だよ。あやも安心だろう?」
そこまで考えてくれているなんて、感無量だ。
「ありがたいです」
「もちろん、一橋の父上のように官僚を目指しても構わないし、孝義くんの思うままにすればいい」
なんて寛大な人なんだろう。
「ずっと孝義のことが心配で。行基さんにそう言っていただけて、ひとつ肩の荷が下りた気分です」
初子さんから託された孝義も、将来が保障されたようなものだ。
「大げさだよ。それにしても、あやは他人の心配ばかりなんだね」
彼は私の顔を覗き込み口角を上げる。
「そんなことはないですよ?」
私が否定すると、意味深な笑みを浮かべた行基さんは、再び歩きだした。
「行基さん、どちらに?」
そこまで考えてくれているなんて、感無量だ。
「ありがたいです」
「もちろん、一橋の父上のように官僚を目指しても構わないし、孝義くんの思うままにすればいい」
なんて寛大な人なんだろう。
「ずっと孝義のことが心配で。行基さんにそう言っていただけて、ひとつ肩の荷が下りた気分です」
初子さんから託された孝義も、将来が保障されたようなものだ。
「大げさだよ。それにしても、あやは他人の心配ばかりなんだね」
彼は私の顔を覗き込み口角を上げる。
「そんなことはないですよ?」
私が否定すると、意味深な笑みを浮かべた行基さんは、再び歩きだした。
「行基さん、どちらに?」