キンダーガーテン三 ~それぞれの居場所に~
「はい、どうぞ。どこか悪いところがあったらいけないから……
お茶にしたよ。
飲めそうだったら、ゆっくり飲んでみて。」
向かいではなく、ななめ前の席に座る洋介さん。
こんなに優しくて、気づかいの出来る人なのに………………。
そう思うと……再び涙がジワジワ湧いてくる。
「あぁ~。これ以上泣かないで~
真っ赤に腫らして帰らせたら、悠人と彩ちゃんにどやされる。
ねっ!オジサンを助けると思って、我慢して?」って
「オジサンじゃ…………ないですぅ~。ヒック…………
洋介さんは………本当に良い人で…………ヒッ………大好きですよ………
みんなみんな………大好きですから……………。
たとえ………フラれても…………あっ!……いえっ!何でもないですよ!!
あっ!!えっと……失恋したなんて……ないですから!!絶対。
うん!!そう!!だって……彩ちゃんに彼氏………あっ!これもダメだ!!
あれっ??えっと……」
「何だか良く分からないけど…………かなり、テンパってるね。
ちょっと1回深呼吸して、落ちつこうか。」
クスクス笑って深呼吸を促す洋介さん。
でも、唯は……それどころじゃないの!
だって、洋介さんが片思いしてることを唯が気づいてるだけでも大変なのに…
彩ちゃんに彼氏が出来て、洋介さんは失恋してるんだよ。
なのに……うっかりしゃべっちゃって……その事が洋介さんに
バレそうなんだもん。
焦るな!っていう方が無理だよ~
またまた涙の浮かんだ唯に
「ちょっと整理するね。
唯ちゃんは……俺が彩ちゃんを好きで、片思いしてることを知ってるんだね?」
「………………………はい。
前に洋介さんが………『悠人なんて止めて……俺にしたらいいのに……』って
呟いたのが………聞こえてしまって……………。
ごめんなさい。」
「それで、彩ちゃんに彼氏が出来て………俺が失恋したと………。」
「…………………………。
あっ!………でも、それは……………えっと……」
彩ちゃんに彼氏が出来て失恋したって………分かってるはずなのに………
変わらずニコニコしてる洋介さん。
無理してるのかな??
お茶にしたよ。
飲めそうだったら、ゆっくり飲んでみて。」
向かいではなく、ななめ前の席に座る洋介さん。
こんなに優しくて、気づかいの出来る人なのに………………。
そう思うと……再び涙がジワジワ湧いてくる。
「あぁ~。これ以上泣かないで~
真っ赤に腫らして帰らせたら、悠人と彩ちゃんにどやされる。
ねっ!オジサンを助けると思って、我慢して?」って
「オジサンじゃ…………ないですぅ~。ヒック…………
洋介さんは………本当に良い人で…………ヒッ………大好きですよ………
みんなみんな………大好きですから……………。
たとえ………フラれても…………あっ!……いえっ!何でもないですよ!!
あっ!!えっと……失恋したなんて……ないですから!!絶対。
うん!!そう!!だって……彩ちゃんに彼氏………あっ!これもダメだ!!
あれっ??えっと……」
「何だか良く分からないけど…………かなり、テンパってるね。
ちょっと1回深呼吸して、落ちつこうか。」
クスクス笑って深呼吸を促す洋介さん。
でも、唯は……それどころじゃないの!
だって、洋介さんが片思いしてることを唯が気づいてるだけでも大変なのに…
彩ちゃんに彼氏が出来て、洋介さんは失恋してるんだよ。
なのに……うっかりしゃべっちゃって……その事が洋介さんに
バレそうなんだもん。
焦るな!っていう方が無理だよ~
またまた涙の浮かんだ唯に
「ちょっと整理するね。
唯ちゃんは……俺が彩ちゃんを好きで、片思いしてることを知ってるんだね?」
「………………………はい。
前に洋介さんが………『悠人なんて止めて……俺にしたらいいのに……』って
呟いたのが………聞こえてしまって……………。
ごめんなさい。」
「それで、彩ちゃんに彼氏が出来て………俺が失恋したと………。」
「…………………………。
あっ!………でも、それは……………えっと……」
彩ちゃんに彼氏が出来て失恋したって………分かってるはずなのに………
変わらずニコニコしてる洋介さん。
無理してるのかな??