ネェ、オレヲアイシテ? Ⅱ~Buddy or Family~







太ももの骨が折れた翌日から、俺は治るまで学校を休んだ。







正確には、無理矢理父さんに休まされた。





父さんは2階の俺の部屋のドアの前にバリケードを作り、出られなくさせた。







夜ご飯の時だけ、父さんはバリケードをどかしてご飯を持って俺の部屋へ来た。





「ほら光輝、ご飯だぞ」




父さんは床に座っていた俺の前にご飯を突き出した。





骨が折れてて立つことも出来ないから、まだ背の低かった俺には、それを受け取ることなんて出来なかった。







「何だ、食べないのか?朝も昼も食べてないだろ。倒れるぞ」





「……食べてないだろって、あんたが俺をここに閉じ込めて、持ってこなかったんじゃねぇかよクソ親父」





自分でも、何を言ってるのかわからなかった。





親父なんて初めて言ったし、
こんなに反抗したこともなかった。







「……そう、か。そうだな。ああ。……出来損ないに食わせる飯なんかない。お前が食うのは、ゴミで十分だ」




ボトっ、ボトボト。




突如、父さんは、持っていたご飯を俺の目の前に投げ捨てた。






「食えよ光輝。犬みたいに、床に這いつくばって舐めろ。お前にはそれがお似合いだ」











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