この手をぎゅっと、離さないでね?



「なんだそれ。意味わかんねぇわ」

「光琉くんね、洋くんのことが羨ましかったんだって。洋くんの周りにはたくさん人が集まるのに、どうして自分は必要とされないんだろうって。ずっと辛い思いをしてきたみたいでね…」

「は?アイツそんなこと思ってたの?」



光琉くん、洋くんには何にも話してなかったんだ。

毎日一緒にいるほど、洋くんとは仲がよかったみたいなのに…。



「だからね、あのとき光琉くんが私を抱きしめたのは誰でもいいからすがりつきたかっただけなのかなって思って。だから……わざわざ洋くんに言うことでもないかなって…」



だけどそれが、間違った判断だったんだよね。



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