借金取りに捕らわれて 2
先ずは、誤解を与えないように笑顔を作った。
声は若干引きずったが、こういう場では悪いことはしてませんよアピールが何より大切だ。



そう!私は何も悪いことをしていない!
悪いことはしていないのだ!

と、思いたい…




「もしかしてヒロさんの彼氏さんですか?」


「そうだけど。ヒロ、どういうことか説明してくれるか?」



落ち着いた声だけど、それがより怖い…


「えっと、これはですね…」


もうー誰か助けてー!


















私はそれから雪斗君にご飯をよそったお茶碗を押し付け、場所をチェンジして出来るだけ事細かく誤解がないように説明した。


「なるほど。それで、朝ごはんを食べていたと。」




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