秘密の約束。
「苺香はこれを聞いて何を思う?

あたしはなぜ生まれたのか

なんて考えてしまうでしょう?」


ドキッとした。

図星だったから。

本当は愛し合って授かる子供なのに

あたしは

あたしのお父さんは愛されてなかった

あの幸せな家族は

偽物だった

そう思えて仕方ない。





「だから、言いたくなかった。
なんの得にも
誰が幸せにも
ならないこの話は知らないまま育って欲しかった」


おばちゃん



そんなことないと思うよ。



だってあたしはそう思ってしまったけど





モヤモヤや





また道が開けた気がするから。






一番怖いのは前に進まないこと。

進めないこと。





おばあちゃんが言ったことは正しいと思う。


真実は知らなければいけないんだ。
< 151 / 206 >

この作品をシェア

pagetop