秘密の約束。
睦月は立ち上がり無言で二階へと走り去った。

「今はほっときなさい。…苺香の親も出てきたから少し動揺してるのよ。

でも殺人だけしないで。過去がどうであろうと…」


え?なんで

計画のこと知ってるの…?

「なんで?」

おばちゃんはあたしの心なんかお見通しだった。


「睦月の引き出しからノートを見つけたの。
あの子の夢が…人を殺すだなんて…」


あたしはそっとおばちゃんのもとへ駆け寄った。

そして抱きしめてあげたんだ。


「苺香…お願いだから、計画を止めて
睦月も止めさせて
普通の人生を生きて欲しい…」


鼻水をすすって泣くおばちゃん。

あたしたちはこれまでなにをしようと

なにを得ようとしていたのだろうか

憎しみを晴らすためだけど…

でも…誰かを悲しませるのはやっぱりよくないよ。




どうすればいいのか全然わかんない…。
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