秘密の約束。
みっちゃんはあまり好きじゃない。

あんまりみんなにも好かれてない。

口が悪いのと、性格が悪いから。

なんで一緒にいるのか、あたしにだって分からない。





放課後――――

事件が起こった。

あたしはみっちゃんたちに帰ろうと誘われた。

あたしは「いいよ」と言ったんだ。

なのに

「苺香が遠藤とラブラブ下校するんだってぇ~」

廊下にいる子にまで聞こえるような大声で叫んだから

いろんな子に聞こえたみたいだ。

野次馬が来て、珍しい動物を見るかのように

あたしと睦月は見られた。
みっちゃんはその野次馬と混ざってニヤニヤ見ている。
「ヒューヒュー♪」

冷やかされてるのは分かっている。

だけどなにも言えず黙っていた。

なんでこんな事するの?あたしそんな事言ってない!

心の声は言葉にならず、野次馬たちの声を聞き流していた。

すると、睦月がいきなり立ち上がった。
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