秘密の約束。
睦月は不思議そうに顔をひねった。

「あんなやつが友達で本当に今までは楽しかった?学校だって、行きたくなかったんだろ?」

あたしは睦月のこと、最近知ったばかりなのに
睦月はあたしのことを知っていた。

どうしてなんだろう。

睦月はすごい人だ。

きっと人の痛みに敏感な子なんだと思う。

「でも…」

あたしは口をつぐんだ。

それでもいじめが始まったらどうしよう?

今の生活じゃなくなったら。

あーちゃんとも仲が悪くなったら…。

「俺がついててあげるから。そしたら怖くないだろ?それで失う友達は本当の友達じゃなかったってことだよ。」


その言葉は何よりも心強く、嬉しかった。

睦月はなんでこんなに強いんだろう。


どこからその強さを教えてもらったのだろう。

あたしは強くなりたい…。
< 36 / 206 >

この作品をシェア

pagetop