アッファシナンテ

店員「藤堂様。こちらはいかがでしょう?
こちらフランスのメーカーが...」

こ難しい説明を繰り返し
彼女が首を傾げる様子を見て
ため息をつく光景が何度も続いた。

遼「そんなにベッドが
欲しいのかよ?」

花恋「私のベッドじゃないわ。
春川へのプレゼントよ。」

遼「プレゼント?
あんたが執事にあげるのか?」

花恋「昨日たまたま春川のベッドに
座ったら私のよりも硬い気がしたの。
それじゃ疲れも取れないでしょ?
春川はいつも一生懸命に私の
お世話をしてくれてるのに
何も返す事が出来ないから...
せめて疲れを癒せるベッドを
プレゼントしたいのよ。」
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