アッファシナンテ

~花恋side~


久しぶりに来たお店は私が
何度となく来ていた頃と
何も変わってはいなくて
ただそれだけの事が嬉しく思えた。

遼「いらっしゃいませ、お嬢様。」

花恋「私は普通の客として来たのよ。
お嬢様は辞めて。」

遼「でも、それ以外
あんたの事何て呼んでいいか
分からないし。」

花恋「花恋でいいわ。
そう言えばあなた、私の事を
1度も名前で呼んでくれないわね。」
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