アッファシナンテ

遼「俺の話なんて面白くないと思うけど。」

花恋「面白い話なんて期待してないわ。
私はあなたの事を知りたいのよ。」

遼「ホストになろうと思ったのは
単純に給料が良かったから。
この間話した通り、金が必要で
色んなバイトやってみたけど
どれも長く続かなくて、金のいい
仕事を探してく内にこの仕事を知って
それからズルズルと続けて今。
あんたが望んでる話は話せないよ。」

花恋「いつからここで働いているの?」

遼「20歳からだから7年か。
バイトだった俺がいつの間にか
No.1になってんだから笑えるよな。
真面目にやるつもりもなかったし
ずっと続けるつもりもなかったのに
何だかんだ俺はここにいるんだから。」
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