アッファシナンテ

文句のひとつでも言いたくなった。

俺にこんな気持ちだけを残して
尚も優位に立つあの人に。

ープルルルルル

春川「どうされましたか?崎本様。」

遼「どうゆうつもり?」

春川「何がです?」

遼「あんた、あいつの事が
好きなんだよな?
なのに、わざわざあいつを
俺の元へ送り届けて
涼しい顔して店までやってきて
どうゆうつもり?
おかげでこっちは...」

春川「お忘れですか?
私はお嬢様の執事なのですよ。」

遼「だから、何なんだよ?」

春川「お嬢様は主、私は使用人。
執事とお嬢様が恋仲になる事など
有り得ませんから。」

遼「あんた、わざとだったのか?」
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