アッファシナンテ

助手席の窓が開くと
隼也さんが顔を覗かせる。

遼「ああ。悪い悪い。
とりあえず、花恋。乗って。」

花恋「お邪魔します。」

私が後部座席に乗り込むと
隼也さんは顔の前に手を
合わせながら謝った。

隼也「ごめんね、花恋ちゃん。
せっかくのデート邪魔しちゃって。」

花恋「いえ。」

遼「花恋、シートベルトして。」

花恋「でも、後部座席は...」
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