アッファシナンテ

~花恋side~


仕事を終え、いつもの場所へ
向かうと春川の車はなかった。
その代わりに見知らぬ車が
停まっていた。

その中から見慣れた人が
降りてくるとその人は手を挙げた。

遼「花恋、お疲れ!」

花恋「お疲れ様。
どうしたの?この車。」

遼「買った。」

花恋「買ったって...でも...」

遼「分かってるよ。
借金のある奴が車なんて...って
そう思ってるんだろ?
でも、あの借金は元々
俺のじゃないから。
親父が知らない奴から借りてた
金を仕方なく俺が返してただけだから
...て、店に前借りしてるくせに
偉そうな事、言えねぇな。」

花恋「あなたは平気なの?」
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