アッファシナンテ

遼「そんなに心配なら
花恋に直接聞けばいいんじゃね?
電話番号も分かってて
あんたが連絡しない意味が分からない。」

春川「不快な想いをされるでしょう。」

遼「そんな事ないだろ。
あんたからの電話なら
喜ぶんじゃない?
俺よりもあんたと一緒に
いた時間の方が長かったんだし。」

春川「お嬢様の話ではございません。
私が崎本様の知らない所で
お嬢様と連絡を取れば崎本様は
不快な想いをされるでしょう。」

遼「まさか、あんた
俺に気遣ってるのか?」

春川「当然です。
何よりも大切なのは
崎本様の気持ちです。
お仕事をしながらお嬢様の
面倒を見る崎本様が一番
大変なのですから。」
< 392 / 540 >

この作品をシェア

pagetop