アッファシナンテ

~春川side~


託されたのだから仕方がない。

なんて、そんな事は微塵も思わない。
本当はずっとこうしたかった。

お嬢様のそばでお嬢様をお守りし
お嬢様の見ている所で
お嬢様の事を応援したかった。

頑張ってください。
大丈夫です。私がおります。

そう言って助けたかった。
1人で頑張るお嬢様の味方になりたかった。

春川「橋爪様。一つ提案がございます。」

橋爪「提案?」

春川「特許を取ってみてはいかがでしょう?
橋爪様がこのぬいぐるみの特許を
お取りになり、その使用料を
こちらがお支払いする。
橋爪様は、働かずとも
お金を得る事ができます。」
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