アッファシナンテ

花恋「嫌になってしまったの。
私は私が嫌になった。
きっと、あなたにも同じ想いを
させてしまう。あなたはいつか
私の事を嫌いになる。
あなたはお店に来た別の誰かを
好きになる。...だから...毎日
あなたが眠る前にお話したいの。
あなたが不満に思ってる事
何だって聞きたいの。
毎日同じベッドで眠りたいの。」

一生懸命考えた。
春川は言ってくれたけど
私の居場所はここだけではないと
言っていたけど、居場所は
1つしかなかった。

崎本さんのそばにいる。
それが1番大切な事だった。

とにかく沢山話をしたい。
とにかく沢山触れ合いたい。

すれ違いの多い生活の中で
時間を作る事が大切だと思った。

そしたら、私は考えなくなる。
春川の事を思い出さなくなる。
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