アッファシナンテ

長いようで短かった
花恋と俺との恋の終着を
彩る楽しい思い出が欲しかった。
楽しくて悲しい1日が欲しかった。

最も酷な別れ方を選ぶのは
隼也に言った通り
罪悪感が欲しいからなのか
それとも、花恋に最低で
最悪な奴だとおもわれながらも
俺の存在をずっと覚えてて欲しいと
思っているのかは分からない。

いずれにしても明日が最後。
それは決定事項なんだ。

別れの切り出し方は何でもいい。
キッカケは沢山あるはずだ。

本来、俺と花恋は釣り合わないのだから。
不満も不服も理解し合えない事も
いくらだってあるのだから。
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