アッファシナンテ

崎本様が何を言ってお嬢様に
別れを告げたのかは分からないけど
今の所、責められる理由が
見つからなくて...用意していた
言葉がどれも当てはまらなくて
ほんの少しだけ戸惑った。

花恋「春川の事なんて全然
タイプじゃないのに。
好きになるはずないのに...
何で?...どうしようなく
辛い時、一番に声を聞きたいのは
あなただった。嬉しい事が
あった時、一番に話したいのは
あなただった。私は春川が隣に
いなきゃダメなんだよ!」

ああ、これでやっと
言葉をかける事が出来る。

春川「私はお嬢様の執事なのですよ。
お嬢様に恋人が出来たとしても
結婚されたとしても...私は
いつでもお嬢様の隣にいます。
例え、お嬢様が嫌だと仰っても
私は絶対にお嬢様のそばを離れません。」
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