諦めるには値しない

~真山side~


陶太と共に藤沢キャンパスへ行くと
体育館では社会人のバスケチームが
練習をしていた。
その中に見慣れた人物を見つける。

陶太「やっぱり諦めてなかったんだ。」

真山「お前はこれを確かめに来たのか?」

その人物は大人に紛れながらも
懸命に練習に励んでいた。

陶太「藤野の後輩が簡単に
バスケを諦めるがはずないよ。
サッカー部の人たちに殴られながらも
藤野はバスケを選んでくれたんだ。
不動くんも素直になれないだけなんだよ。
だから、僕も不動くんを信じようと思う。
バスケを愛する気持ちを信じるよ。」

住む世界は違うけど
陶太と昴は似ているなと思った。
< 339 / 582 >

この作品をシェア

pagetop