諦めるには値しない

やっぱり僕たちへの視線は
厳しいものばかりだったけど
ひとまず僕たちは
それを各々の胸の中にしまい込んだ。

陶太「真山くん
少し寄り道してもいいかな?」

真山「どこへ行く?」

陶太「藤沢キャンパスへ行きたいんだ。」

真山「何で?」

陶太「自分の目で確かめたい事がある。」

真山くんは少し不機嫌な表情を
浮かべながらも着いてきてくれた。
< 338 / 582 >

この作品をシェア

pagetop