花瓶─狂気の恋─
やばい...本当に殺される....晶子ちゃんも本当は殺されてるのでは?...どうすればいいんだ....どう
またあの痛みが走る。今度は右の足首、赤く光る鉄を押し付けられるような熱さと痛みが走る。
「ぐあああ!」
「答えなかったら当然こうしますよ。だから先輩は私の事を好きになるしか方法はないんです。堪忍してください。
じゃあいきます。悠雅は私の事が好き。」
「は、はい...」
ビーッ!ビーッ!
バチッ!
「ガッ!ああああ!!....はぁ...はぁ...」
「あぁ...悠雅先輩、今凄い可愛かったです!涙をこぼしてまるで小さい子供みたいです!早く....早く私のモノになって下さいね?先輩♡」
真帆の狂気は収まることを知らず、膨れ上がる狂気に悠雅は涙を流しながら飲み込まれていった。