four seasons〜僕らの日々〜



優しい音楽が鳴り響き、遊園地の中は騒がしい。それが美桜の心を楽しませた。

「最初、何乗る?」

蓮が美桜の顔を覗き込む。その目は、美桜と同じように輝いている。

「迷うなぁ……。遊園地って久しぶりだし」

「あっ!そうだ!ジェットコースター乗らない?」

蓮が笑顔で言う。美桜も「うん!」と頷いた。

人がたくさん並んでいて、行列ができていたが、好きな人と一緒なら何とも思わない。美桜は蓮といろんなことを話し、笑いあった。そして、美桜たちもジェットコースターに乗る番が来た。

「ドキドキするね〜」

そんなことを言っていると、ゆっくりとジェットコースターが動き出す。美桜と蓮は強く手を握った。

猛スピードでジェットコースターは動く。二人は楽しくて大きな声を出した。つないだ手はずっと離すことがなかった。

「美桜ちゃんって、絶叫マシン平気なの?」

ジェットコースターから降りて、楽しかったねと言っていた時、蓮が訊ねた。
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