four seasons〜僕らの日々〜
「うん。……ありがとう」

蓮は真っ赤な顔で笑う。美桜も顔を赤くした。

手を優しく握ったまま、二人は電車を降り、道を歩く。

人の視線や、言葉なんてどうでもよかった。美桜と手をつないで歩いていることが幸せで、二人だけの世界のようだ。

「チケット、ちゃんと持ってる?」

蓮がそう訊ねると、美桜は笑いながら「持ってるよ〜」と言った。

「なら、よかった」

「あっ!もしかして、私のこと信用してないな!」

「そんなことないよ〜」

笑いながら歩き、遊園地へ到着した。人もそこそこ多い。

「手、つないでて正解だったね」

美桜が蓮を見つめながら言う。

「そ、そうだね」

つないだ手の温度が高くなった気がした。美桜の優しい顔をずっと見ていたい。でも恥ずかしい。そんな思いが蓮の心に広がっていく。

美桜と過ごす時間が長くなるたびに、恥ずかしさや触れたい気持ちが大きくなっていく。どんどん好きになっていく。

まるで歌を作るように、想いはあふれていく。

手をつないだまま、美桜と蓮は遊園地のゲートをくぐった。
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