four seasons〜僕らの日々〜
「おい!何をやっている?」

振り向いた刹那、美桜の頭の中に恐怖が再生される。

入学式の日、空に怒鳴っていたあの男の子だった。

「あっ、その……ダ、ダンスを……」

目をそらし、緊張しながら美桜は話した。

「お前、バカだろ」

冷たい目で睨まれる。

「ご、ごめんなさい」

なぜ謝っているのか!美桜は自分でも不思議に思った。

男の子は持っていたかばんの中から冷えたものを取り出し、うつむく美桜の頰に当てた。

「ひゃっ!あっ…アイス?」

バニラ味のアイスが美桜の視界に入った。

「俺が食べようと思っていたけど、やる。もう今日は練習はやめておけ。…わかったか」

美桜は無言でうなずいた。
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