カボチャの馬車は、途中下車不可!?
え……
話、相手?
私と樋口さんは、きょとんと顔を見合わせた。
えっと。これって……もしかして……?
「この後、何か予定でも?」
「い、いいえっ! ございません!」って思いっきり首を振る。
大河原さんは頷き、顎に手を当てて考え込んだ。
「樋口、今社内にいる開発と広報の人間、手の空いてる者だけでいいから集めてくれるか? それから、もっと広めの場所を用意できればいいんだが」
「はいっ! すぐに!」
樋口さんが直立不動で叫んで、私の方を嬉しそうにチラリとみて、バタバタとドアから出ていった。
嘘みたい……
夢、じゃないよね?
つまり、できるってことよね。
やらせてもらえるんだ。プレゼンを!
ガクガクって。
今更ながらに震えだしてしまった足に必死で力を入れながら、私はこっそりガッツポーズした。