カボチャの馬車は、途中下車不可!?
鍋をかき混ぜつつ、充実感をかみ締める。
「やっぱりやりがいっていうのかな、こういう瞬間があるからやめられないのよね。この……」
仕事、って続けようとして。
ふいに。
ぎゅっ——……
背後から包み込むように抱きしめられて、ビクッて固まってしまった。
「ちょっ、お吸い物、こぼれるっ!」
「飛鳥、ご褒美は?」
耳朶に触れる、ねだるような声音に、鼓動が時限爆弾みたいに危うい音を刻み始める。
「ラ、ライア——」
「言ったよね、下心はあるって」
濡れた舌が、耳殻へと這い、
大きな手が、鳩尾をゆっくり撫でていく。
そして……
くるっ。
腕の中で私の身体を器用に回転させ、シンクに押し付けた。
「ちょ、ま……」
「ダメ。もう待てない」