カボチャの馬車は、途中下車不可!?

やさぐれたように言う恵美に苦笑いしながら同意して、ドリンクメニューを差し出した。


——自分が父親になるとか……考えたことなかったなと思って。


そっか……

ライアンと付き合っている限り、きっと私が母親になることはなくて。
パパママトークにも、ずっと参加できないってことか。

ずっと、このまま……


両親に、孫を抱かせてあげることもできなくて——



しんと、心に一筋の影が落ちた。




「残念でした、飛鳥は近々、予定があるんだから」

へ?

降ってわいたような美弥子の言葉に、そのテーブルにいた全員の手が止まる。

そして、「もしかして……」って一斉に私のお腹を注目するから、慌てふためいて首を振った。
「や、いないっ! いないよ!?」

「わっかんないよ〜何しろ毎日送り迎え付き、ラブラブ同棲中だもんねえ。結婚すっ飛ばしちゃうかもよ?」
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